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  1. 滋賀県議会 2021-04-27
    令和 3年 4月招集会議(第1号)-04月27日-01号


    取得元: 滋賀県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-14
    令和 3年 4月招集会議(第1号)-04月27日-01号令和 3年 4月招集会議(第1号)                  令和3年4月招集会議会議録(第1号)                                        令和3年4月27日(火曜日)           ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 議事日程 第1号                                         令和3年4月27日(火)                                         午 前 10 時 開 会  第1 会議録署名議員の指名  第2 会期の決定  第3 議長辞職の件  第4 議長の選挙  第5 副議長辞職の件  第6 副議長の選挙  第7 会第4号(滋賀県議会委員会条例の一部を改正する条例案)(議員提出)  第8 常任委員会委員および議会運営委員会委員の選任  第9 特別委員会委員の辞任  第10 特別委員会委員補充選任  第11 議第81号から議第88号まで(令和3年度滋賀県一般会計補正予算(第1号)ほか7件)(知事提出
     第12 議第81号から議第87号まで(令和3年度滋賀県一般会計補正予算(第1号)ほか6件)(質疑)  第13 議第81号から議第87号まで(令和3年度滋賀県一般会計補正予算(第1号)ほか6件)(各委員長報告)  第14 関西広域連合議会議員の選挙           ────────────────────────────── 本日の会議に付した事件  第1 日程第1の件  第2 日程第2の件  第3 日程第3の件  第4 日程第4の件  第5 削除  第6 日程第6の件  第7 日程第7の件  第8 日程第8の件  第9 日程第9の件  追加 特別委員会改編についての動議(周防清二議員提出)  第10 日程第10の件  第11 日程第11の件  第12 日程第12の件  第13 日程第13の件  第14 日程第14の件           ────────────────────────────── 会議に出席した議員(42名)    1番   井  狩  辰  也       2番   本  田  秀  樹    3番   柴  田  清  行       4番   重  田     剛    5番   白  井  幸  則       6番   村  上  元  庸    7番   清  水  ひ と み       8番   河  井  昭  成    9番   佐  口  佳  恵       10番   小  川  泰  江    11番   黄 野 瀬  明  子       12番   松  本  利  寛    13番   杉  本  敏  隆       14番   田  中  松 太 郎    15番   角  田  航  也       16番   塚  本  茂  樹    17番   山  本     正       18番   大  橋  通  伸    19番   駒  井  千  代       20番   中  村  才 次 郎    21番   桑  野     仁       22番   周  防  清  二    23番   海  東  英  和       24番   加  藤  誠  一    25番   竹  村     健       27番   目  片  信  悟    28番   有  村  國  俊       29番   大  野  和 三 郎    30番   岩  佐  弘  明       31番   富  田  博  明    32番   細  江  正  人       34番   川  島  隆  二    35番   奥  村  芳  正       36番   木  沢  成  人    37番   清  水  鉄  次       38番   冨  波  義  明    39番   江  畑  弥 八 郎       40番   成  田  政  隆    41番   九  里     学       43番   今  江  政  彦    44番   中  沢  啓  子       45番   節  木  三 千 代           ────────────────────────────── 会議に欠席した議員(なし)           ────────────────────────────── 会議に出席した説明員               知事              三 日 月  大  造               教育長             福  永  忠  克               選挙管理委員会委員長      世  古     正               人事委員会委員長        曾  根     寛               公安委員会委員長代理      高  橋  啓  子               代表監査委員          藤  本  武  司               副知事             江  島  宏  治               副知事             中  條  絵  里               知事公室長           東        勝               総合企画部長          川  崎  辰  己               総務部長            森  中  高  史               文化スポーツ部長        中  嶋     実               琵琶湖環境部長         石  河  康  久               健康医療福祉部長        市  川  忠  稔               商工観光労働部長        水  上  敏  彦               農政水産部長          西  川  忠  雄               土木交通部長          野  崎  信  宏               会計管理者           浅  見  裕 見 子               企業庁長            河  瀬  隆  雄               病院事業庁長          宮  川  正  和               警察本部長           滝  澤  依  子           ────────────────────────────── 議場に出席した事務局職員               事務局長            西  出  佳  弘               議事課長            山  本  昌  男               議事課課長補佐         内  田  吉  行   午前10時21分 開会 ○議長(細江正人) ただいまから、令和3年度滋賀県議会定例会を開会いたします。    ──────────────── ○議長(細江正人) これより、令和3年4月招集会議を開きます。  直ちに本日の会議を開きます。    ──────────────── △諸般の報告 ○議長(細江正人) 日程に入るに先立ち、諸般の報告をいたします。  監査委員有村國俊議員から知事に辞任届が提出されましたので、御報告いたします。  次に、地方自治法の規定に基づき、出納検査報告書および専決処分報告書が、また、障害者基本法の規定に基づき、滋賀県障害者プラン2021が、それぞれ提出されましたので、別途送付またはお手元に配付いたしておきました。  次に、今期定例会の説明員として、お手元に配付いたしておきました文書のとおり、あらかじめ出席を求めておきましたので、御了承願います。  なお、公安委員会大塚良彦委員長が都合により本日の会議に出席できませんので、代理として高橋啓子委員が出席されておりますので、御了承願います。    ──────────────── ○議長(細江正人) これより日程に入ります。    ──────────────── △会議録署名議員の指名 ○議長(細江正人) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  本招集会議会議録署名議員には   14番  田 中 松太郎 議員   38番  冨 波 義 明 議員 を指名いたします。    ──────────────── △会期の決定 ○議長(細江正人) 日程第2、会期決定の件を議題といたします。  お諮りいたします。  今期定例会の会期は、本日から令和4年3月18日までといたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。    (「異議なし」)
     御異議なしと認めます。よって会期は、本日から令和4年3月18日までと決定いたしました。  議事の都合により、副議長と交代いたします。    〔議長退席、副議長着席〕    ──────────────── △議長辞職の件 ○副議長(富田博明) 日程第3、細江正人議長から議長の辞職願が提出されております。議長辞職の件を議題といたします。  辞職願を職員に朗読させます。    (山本議事課長朗読)            ──────────────────────────────                       辞 職 願                                      令和3年(2021年)4月27日  滋賀県議会副議長 富 田 博 明 様                                         細 江 正 人  今般都合により議長を辞職いたしたいので、許可されるよう願い出ます。            ────────────────────────────── ○副議長(富田博明) お諮りいたします。  細江正人議長議長辞職を許可するに賛成の方は、御起立願います。    〔賛成者 起立〕  御着席願います。起立全員であります。よって、細江正人議長議長辞職を許可することに決定いたしました。  この際、32番細江正人議員から発言を求められておりますので、これを許します。 ◆32番(細江正人議員) (登壇)議長を退任するに当たりまして一言御挨拶申し上げます。  昨年の4月招集会議におきまして、議員各位の温かい御支援と御推挙をいただき、歴史と伝統ある滋賀県議会第100代議長の要職に就任させていただきました。  以来、本日まで、県民本位の活力ある県政の推進と円滑な議会運営に努めてまいったところでございますが、これまで職責を全うすることができましたのも、議員各位はもとより、知事をはじめ職員の皆さん、そして多くの関係各位の御支援と御協力の賜物と深く感謝いたしますとともに、心よりお礼を申し上げる次第でございます。  この1年を顧みますと、新型コロナウイルス感染症という未曽有の事態に直面し、社会の在り方は大きく転換し、新しい生活様式への対応が求められました。  このような中で、本県議会といたしましては、県民の皆様の負託に的確に応えるべく、新型コロナウイルス感染症に機動的に対応するため、5月に臨時会議を開き、また、4回の定例会議にて、感染防止対策医療提供体制の充実、強化に取り組むとともに、経済、雇用の立て直しなど様々な施策について審議を行いました。  また、コロナ対策以外においても、本会議や常任委員会特別委員会の活動を通じて県政の重要課題について審議を重ね、当局に対する提言を積極的に行ってまいりました。  今後も、喫緊の課題である新型コロナウイルス感染症対策社会経済立て直しに加えて、国民スポーツ大会全国障害者スポーツ大会開催準備など、県政の課題はまだまだ山積いたしておりますが、退任いたしましても、一議員として、今後とも県民の皆様の期待や要望に応えるべく日々努めてまいる所存でございます。  どうか皆様方には、なお一層の御指導と御鞭撻を賜りますよう心からお願いを申し上げまして、簡単ではございますが、議長退任に当たりましての御挨拶とさせていただきます。本当にありがとうございました。(拍手)    ──────────────── △議長の選挙 ○副議長(富田博明) 日程第4、これより議長の選挙を行います。  選挙は投票により行います。  議場を閉鎖いたします。    〔議場閉鎖〕  ただいまの出席議員数は、42名であります。  投票用紙を配付いたします。  念のため申し上げます。投票は、単記無記名であります。    〔投票用紙配付〕  投票用紙配付漏れはありませんか。    (「なし」)  配付漏れなしと認めます。  投票箱を改めさせます。    〔投票箱点検〕  異状なしと認めます。  これより投票に移ります。職員の点呼に応じて、順次投票願います。  点呼いたします。    〔氏名点呼〕    〔各員投票〕  投票漏れはありませんか。    (「なし」)  投票漏れなしと認めます。  投票を終了いたします。  議場の閉鎖を解きます。    〔議場開鎖〕  開票を行います。  お諮りいたします。  会議規則第31条第2項の規定により立会人に2番本田秀樹議員、3番柴田清行議員、9番佐口佳恵議員を指名いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。    (「異議なし」)  御異議なしと認めます。よって立会人に2番本田秀樹議員、3番柴田清行議員、9番佐口佳恵議員を指名いたします。  立会人の立会いをお願いいたします。    〔開 票〕  選挙の結果を報告いたします。  投票総数  42票   有効投票  42票   無効投票  なし    有効投票中     31番 富 田 博 明 議員 38票     45番 節 木 三千代 議員 4票  以上のとおりであります。この選挙の法定得票数は11票であります。よって、31番富田博明が議長に当選いたしました。 ○議長(富田博明) ただいま、皆様方の温かい御推挙をいただき、栄誉ある滋賀県議会第101代議長の要職に就任させていただくことになりました。身に余る光栄であり、皆様方に深く感謝をいたしますとともに、その責任の重大さに身の引き締まる思いでございます。  さて、昨年度に引き続き、新型コロナウイルス感染症について、県民の生命、健康と財産を守り、県民生活社会機能を維持することが使命であり、3度目の緊急事態宣言が東京都、京都府、大阪府、兵庫県に発令され、4月に入り、県内でも変異株の感染者が急増している状況であります。喫緊の課題であるワクチン接種の円滑な実施など県としてあらゆる対策に取り組む必要があります。  また、新型コロナウイルス感染症対策以外におきましても、CO2ネットゼロの取組、人口減少社会への対応、大規模災害への備え、さらに、2025年に本県で開催予定国民スポーツ大会全国障害者スポーツ大会に向けた取組など、県政は多くの課題を抱えております。  そうした中で、二元代表制の一翼を担う本県議会といたしましても、政策形成の機能と監視機能を高めることと併せまして、引き続きスピード感を持って取り組む必要があり、議長の要職をお受けいたしました以上は、こうした取組を強化するとともに、県民の安全・安心と福祉の向上のために全力を傾注してまいる所存でございます。  ここに就任に当たりまして、議員各位の御支援と御協力を心からお願いを申し上げ、議長就任の御挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。どうぞよろしくお願い申し上げます。(拍手)    ──────────────── △議事日程の削除 ○議長(富田博明) ただいまの議長選挙により、私が議長に就任いたしましたので、副議長が欠員となりました。よって、日程第5の副議長辞職の件は、議事日程より削除いたします。    ──────────────── △副議長の選挙 ○議長(富田博明) 日程第6、これより副議長の選挙を行います。  選挙は投票により行います。  議場を閉鎖いたします。    〔議場閉鎖〕  ただいまの出席議員数は、42名であります。  投票用紙を配付いたします。  念のため申し上げます。投票は、単記無記名であります。    〔投票用紙配付〕  投票用紙配付漏れはありませんか。    (「なし」)  配付漏れなしと認めます。  投票箱を改めさせます。    〔投票箱点検〕  異状なしと認めます。  これより投票に移ります。職員の点呼に応じて、順次投票願います。  点呼いたします。    〔氏名点呼〕    〔各員投票〕  投票漏れはありませんか。    (「なし」)  投票漏れなしと認めます。
     投票を終了いたします。  議場の閉鎖を解きます。    〔議場開鎖〕  開票を行います。  お諮りいたします。  会議規則第31条第2項の規定により立会人に2番本田秀樹議員、3番柴田清行議員、9番佐口佳恵議員を指名いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。    (「異議なし」)  御異議なしと認めます。よって立会人に2番本田秀樹議員、3番柴田清行議員、9番佐口佳恵議員を指名いたします。  立会人の立会いをお願いいたします。    〔開 票〕  選挙の結果を報告いたします。  投票総数  42票   有効投票  42票   無効投票  なし    有効投票中     30番 岩 佐 弘 明 議員 21票     37番 清 水 鉄 次 議員 3票     44番 中 沢 啓 子 議員 18票  以上のとおりであります。この選挙の法定得票数は11票であります。よって、30番岩佐弘明議員が副議長に当選されました。  ただいま副議長に当選されました岩佐弘明議員が議場におられますので、本席から会議規則第32条第2項の規定により告知いたします。 ○副議長(岩佐弘明) (登壇)ただいま、皆さんの御推挙のおかげで滋賀県議会副議長に就任させていただきました。大変光栄に存じますとともに、副議長の責の重さをひしひしと感じておりますし、身の引き締まる思いでございます。もとより微力でありますが、議長をお助けし、円滑な議会運営、さらなる議会改革に一生懸命取り組んでまいります。また、二元代表制の一翼を担う県議会として、県民の安心・安全、福祉の向上に努めてまいりますので、これまで以上、皆様方の御支援、御鞭撻を心からお願い申し上げます。  甚だ簡単ではございますが、就任に当たり、御挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。(拍手)    ──────────────── △会第4号(滋賀県議会委員会条例の一部を改正する条例案)(議員提出) ○議長(富田博明) 日程第7、会第4号滋賀県議会委員会条例の一部を改正する条例案を議題といたします。            ────────────────────────────── 会第4号  滋賀県議会委員会条例の一部を改正する条例案  上記の議案を提出する。   令和3年4月27日                              提 出 者  滋賀県議会議会運営委員会                                       委員長 岩 佐 弘 明    滋賀県議会委員会条例の一部を改正する条例  滋賀県議会委員会条例(昭和31年滋賀県条例第28号)の一部を次のように改正する。  第2条第1号中「総務・企画常任委員会」を「総務・企画・公室常任委員会」に改める。    付 則  この条例は、公布の日から施行する。            ────────────────────────────── ○議長(富田博明) お諮りいたします。  会第4号議案については、提出者の説明、質疑および討論を省略して直ちに採決いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。    (「異議なし」)  御異議なしと認めます。よって、直ちに採決いたします。  会第4号滋賀県議会委員会条例の一部を改正する条例案を原案のとおり可決するに賛成の方は、御起立願います。    〔賛成者 起立〕  御着席願います。起立全員であります。よって、会第4号議案は原案のとおり可決いたしました。    ──────────────── △常任委員会委員および議会運営委員会委員の選任 ○議長(富田博明) 日程第8、常任委員会委員および議会運営委員会委員の選任の件を議題といたします。  お諮りいたします。  本件については、委員会条例第5条第1項の規定により、お手元に配付いたしておきました一覧表のとおり指名いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。    (「異議なし」)  御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。           ───────────────────────────────            常 任 委 員 会 お よ び 議 会 運 営 委 員 会 委 員 一 覧 表 ┌───────────────┬─────────────────────────────┐ │   委  員  会  名   │        委           員        │ ├───────────────┼─────────────────────────────┤ │総務・企画・公室常任委員会  │  本 田 秀 樹  清 水 ひとみ  小 川 泰 江  │ │               │  角 田 航 也  塚 本 茂 樹  海 東 英 和  │ │               │  有 村 國 俊  大 野 和三郎           │ ├───────────────┼─────────────────────────────┤ │土木交通・警察・企業常任委員会│  重 田   剛  河 井 昭 成  黄野瀬 明 子  │ │               │  山 本   正  竹 村   健  目 片 信 悟  │ │               │  川 島 隆 二  木 沢 成 人  江 畑 弥八郎  │ ├───────────────┼─────────────────────────────┤ │環境・農水常任委員会     │  白 井 幸 則  松 本 利 寛  大 橋 通 伸  │ │               │  加 藤 誠 一  富 田 博 明  清 水 鉄 次  │ │               │  九 里   学  今 江 政 彦           │ ├───────────────┼─────────────────────────────┤ │厚生・産業常任委員会     │  井 狩 辰 也  村 上 元 庸  佐 口 佳 恵  │ │               │  駒 井 千 代  中 村 才次郎  周 防 清 二  │ │               │  細 江 正 人  中 沢 啓 子  節 木 三千代  │ ├───────────────┼─────────────────────────────┤ │教育・文化スポーツ常任委員会 │  柴 田 清 行  杉 本 敏 隆  田 中 松太郎  │ │               │  桑 野   仁  岩 佐 弘 明  奥 村 芳 正  │ │               │  冨 波 義 明  成 田 政 隆           │ ├───────────────┼─────────────────────────────┤ │議会運営委員会        │  田 中 松太郎  角 田 航 也  山 本   正  │ │               │  竹 村   健  有 村 國 俊  大 野 和三郎  │ │               │  川 島 隆 二  奥 村 芳 正  今 江 政 彦  │ └───────────────┴─────────────────────────────┘           ───────────────────────────────    ──────────────── △特別委員会委員の辞任 ○議長(富田博明) 日程第9、特別委員会委員の辞任の件を議題といたします。  お手元に配付いたしておきました一覧表の各特別委員会委員から辞任願が提出されております。  お諮りいたします。  琵琶湖・気候変動対策特別委員会委員1番井狩辰也議員ほか22名の特別委員会委員の辞任を許可することに御異議ありませんか。    (「異議なし」)  御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。    (「議長、動議」)            ───────────────────────────────              特  別  委  員  会  辞  任  委  員  一  覧  表 ┌───────────────┬─────────────────────────────┐ │   委  員  会  名   │        委           員        │ ├───────────────┼─────────────────────────────┤ │琵琶湖・気候変動対策特別委員会│   1番 井 狩 辰 也    13番 杉 本 敏 隆   │ │               │  17番 山 本   正    30番 岩 佐 弘 明   │ │               │  35番 奥 村 芳 正    36番 木 沢 成 人   │ │               │  38番 冨 波 義 明                 │
    ├───────────────┼─────────────────────────────┤ │地方創生・ICT推進対策   │   5番 白 井 幸 則    22番 周 防 清 二   │特別委員会          │  25番 竹 村   健    40番 成 田 政 隆   │ │               │  45番 節 木 三千代                 │ ├───────────────┼─────────────────────────────┤ │行財政・新型コロナウイルス  │  10番 小 川 泰 江    12番 松 本 利 寛   │ │感染症等危機管理対策特別委員会│  15番 角 田 航 也    23番 海 東 英 和   │ │               │  44番 中 沢 啓 子                 │ ├───────────────┼─────────────────────────────┤ │国民スポーツ大会・全国障害者 │   3番 柴 田 清 行    11番 黄野瀬 明 子   │ │スポーツ大会対策特別委員会  │  16番 塚 本 茂 樹    21番 桑 野   仁   │ │               │  24番 加 藤 誠 一    41番 九 里   学   │ └───────────────┴─────────────────────────────┘            ───────────────────────────────    ──────────────── △特別委員会改編についての動議(周防清二議員提出) ◆22番(周防清二議員) (登壇)この際、特別委員会の改編についての動議を提出いたします。  本県議会では、県政が直面する課題のうち、喫緊に取組が必要な重要課題について調査研究するため、特別委員会を設置し、当局への提言など活発な活動を行い、一定の成果を上げてまいりましたが、2050年の二酸化炭素排出量実質ゼロに向けた国内外の情勢を踏まえ、CO2ネットゼロの実現は喫緊の課題となっています。また、多様な子供たちを誰一人取り残すことなく、子供たち一人一人の資質、能力をより一層確実に育成するため、社会の変化に応じた教育改革は不可欠でありますことから、特別委員会を改編する必要があると考えます。  そこで、今年度の特別委員会につきましては、琵琶湖・気候変動対策特別委員会については、これまで調査研究してまいりました気候変動対策に関する付議事件を、CO2ネットゼロ対策をはじめとする気候変動対策に改め、名称を琵琶湖・CO2ネットゼロ対策特別委員会に変更されますよう希望します。  次に、地方創生・ICT推進対策特別委員会については、これまで調査研究してまいりました魅力ある滋賀の創生に関する付議事件を、国民スポーツ大会全国障害者スポーツ大会対策特別委員会に委ね、社会の変化に応じた教育改革に関する調査研究を新たに付議事件に加えて、名称を教育改革・ICT推進対策特別委員会に変更されますよう希望します。  次に、行財政・新型コロナウイルス感染症等危機管理対策特別委員会については、現行どおりの付議事件で存続されますよう希望します。  最後に、国民スポーツ大会全国障害者スポーツ大会対策特別委員会については、現行の付議事件に魅力ある滋賀の創生および公共交通の維持発展に関する調査研究を追加し、名称を地方創生・国スポ・障スポ大会対策特別委員会に変更されますよう希望します。  また、委員定数については、琵琶湖・CO2ネットゼロ対策特別委員会10人、教育改革・ICT推進対策特別委員会10人、行財政・新型コロナウイルス感染症等危機管理対策特別委員会11人、地方創生・国スポ・障スポ大会対策特別委員会10人とされますよう希望します。  議員各位におかれましては、本動議に対しまして御賛同を賜りますようお願い申し上げます。    (「賛成」)            ───────────────────────────────                   令和3年度 特別委員会付議事件  1.琵琶湖・CO2ネットゼロ対策特別委員会    琵琶湖の保全・再生および琵琶湖水系の森林・治水対策ならびにCO2ネットゼロ対策をはじめとする気候変動対策に関する調査研究  2.教育改革・ICT推進対策特別委員会    社会の変化に応じた教育改革およびICTの推進と活用に関する調査研究  3.行財政・新型コロナウイルス感染症等危機管理対策特別委員会    行財政改革および新型コロナウイルス感染症等の危機管理対策に関する調査研究  4.地方創生・国スポ・障スポ大会対策特別委員会    魅力ある滋賀の創生、公共交通の維持・発展ならびに滋賀らしい国民スポーツ大会全国障害者スポーツ大会に向けた環境整備・競技力の向上・機運醸成およびスポーツを活用した健康増進に関する調査研究            ─────────────────────────────── ○議長(富田博明) ただいま22番周防清二議員から、提出されました動議には、所定の賛成者がありますので、動議は成立いたしました。  お諮りいたします。  この際、本動議を日程に追加し、直ちに議題とすることに御異議ありませんか。    (「異議なし」)  御異議なしと認めます。よって本動議を日程に追加し、直ちに議題とすることに決定いたしました。  本動議を議題といたします。  お諮りいたします。  本動議のとおり、可決するに賛成の方は御起立願います。    〔賛成者 起立〕  御着席願います。起立全員であります。よって、そのように決定いたしました。    ──────────────── △特別委員会委員補充選任 ○議長(富田博明) 日程第10、特別委員会委員補充選任の件を議題といたします。  本件については、委員会条例第5条第1項の規定により、お手元に配付いたしておきました一覧表のとおり、留任者を除いて、それぞれ指名いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。    (「異議なし」)  御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。            ───────────────────────────────              特  別  委  員  会  辞  任  委  員  一  覧  表 ┌───────────────┬─────────────────────────────┐ │   委  員  会  名   │        委           員        │ ├───────────────┼─────────────────────────────┤ │琵琶湖・CO2ネットゼロ対策 │ (重 田   剛) 白 井 幸 則 (河 井 昭 成) │ │特別委員会          │  小 川 泰 江  松 本 利 寛  角 田 航 也  │ │               │  海 東 英 和  有 村 國 俊 (今 江 政 彦) │ ├───────────────┼─────────────────────────────┤ │教育改革・ICT推進対策特別 │  井 狩 辰 也 (佐 口 佳 恵) 杉 本 敏 隆  │ │委員会            │ (田 中 松太郎)(駒 井 千 代)(中 村 才次郎) │ │               │  桑 野   仁  加 藤 誠 一 (川 島 隆 二) │ │               │  中 沢 啓 子                    │ ├───────────────┼─────────────────────────────┤ │行財政・新型コロナウイルス  │ (本 田 秀 樹) 柴 田 清 行  黄野瀬 明 子  │ │感染症等危機管理対策特別委員会│  塚 本 茂 樹  山 本   正 (大 橋 通 伸) │ │               │ (大 野 和三郎) 細 江 正 人  奥 村 芳 正  │ │               │ (清 水 鉄 次)                   │ ├───────────────┼─────────────────────────────┤ │地方創生・国スポ・障スポ大会 │ (村 上 元 庸)(清 水 ひとみ) 周 防 清 二  │ │対策特別委員会        │  竹 村   健 (目 片 信 悟) 木 沢 成 人  │ │               │  冨 波 義 明 (江 畑 弥八郎) 成 田 政 隆  │ │               │  節 木 三千代                    │ └───────────────┴─────────────────────────────┘                                       (   )は留任            ───────────────────────────────    ──────────────── △議第81号から議第88号まで(令和3年度滋賀県一般会計補正予算(第1号)ほか7件)(知事提出) ○議長(富田博明) 日程第11、議第81号から議第88号までの各議案を一括議題といたします。  これより、上程議案に対する提出者の説明を求めます。 ◎知事(三日月大造) (登壇)皆さん、おはようございます。令和3年度滋賀県議会定例会が本日から開会されました。  令和3年度、執行部も体制を刷新し臨んでまいります。令和2年度に引き続き、新型コロナウイルス感染症対策に総力を挙げて対応してまいりますとともに、私たち県民の命を守り、幸せをつくり、持続可能な本当の意味での健康しがをつくるために未来への一歩を記す、踏み出す1年にしたいと考えております。そのためにも、「人間であることと、人間を大切にする滋賀県、滋賀県庁をつくろう」というメッセージを出しております。私をはじめ、職員一丸となって取り組んでまいりますので、1年間どうぞよろしくお願いいたします。  それでは、招集会議の開会に当たりまして、提出いたしました諸案件の概要を御説明申し上げます。  本日提出いたしました案件は、予算案件が1件、条例案件が4件、その他の案件が2件、人事案件が1件の計8件でございます。  まず、議第81号は、一般会計の補正予算案でございます。  新型コロナウイルス感染症の県内の感染状況につきましては、3月下旬から再び拡大傾向となり、連日多くの感染者が確認されているところであり、加えまして変異株の感染者が増加するなど、厳しい状況が続いております。また、東京都、京都府、大阪府、兵庫県では4月25日から緊急事態宣言が発令されるなど、全国的に感染拡大が止まらない状況が続いています。  4月15日には、本県の確保病床に対する占有率が継続して基準を超え、かつ上昇傾向にありましたほか、人口10万人当たりの療養者数につきましても基準である15人を超えたことなどを踏まえ、コロナとのつきあい方滋賀プランにおけるステージを注意ステージ──ステージⅡから警戒ステージ──ステージⅢに移行したところであります。  加えまして、23日の新型コロナウイルス感染症対策本部員会議におきまして、ゴールデンウイークに向けた対応として、滋賀県と緊急事態宣言対象地域等との間の往来や帰省を控えることを県民や県外の皆様にお願いしたところであり、併せて、Go To Eat、「今こそ滋賀を旅しよう!」キャンペーンなどにつきましても一時的に停止するなどの対応を取ることといたしました。  昨日には、確保病床に対する占有率が70%を超えていることなども踏まえまして、医療体制非常事態を宣言させていただいたところです。  現在、病床や宿泊療養施設といった医療提供体制の確保、感染拡大時の検査体制の整備など、より一層の感染拡大に対応できる取組を進めるとともに、円滑かつ着実なワクチン接種の推進のために市町や関係団体と取組を強化しているところです。  飲食店に対しましては、感染対策をさらに促進し、利用客の安心・安全を確保するための新たな認証制度の構築を進めております。徹底した感染防止対策と経済活動の両立をもって、変異株を含む今回の第4波を乗り切るとともに、正しく恐れて持続可能な経済活動を行っていけるよう、滋賀らしい取組を構築していきたいと存じます。  今回の補正予算案は、こうした新型コロナウイルス感染症への対応といたしまして、県内の飲食店に対する認証制度構築のほか、高齢者施設等における一斉PCR検査体制の整備や変異株の検査体制の拡充を図るとともに、生活福祉資金の期間延長、旅の地産地消による観光関連産業の支援などの経費の追加により、総額で59億8,557万8,000円の増額補正を行おうとするものです。  次に、議第82号から議第85号までは、条例案件でございます。  議第82号は、国の省令の一部改正等に伴い、離島振興対策実施地域における課税免除の適用期限を延長するため、議第83号は、国の指定通所支援の事業等の人員、設備及び運営に関する基準等の一部改正に伴い、必要な規定の整備を行うため、議第84号は、特定非営利活動促進法の一部改正に伴い、必要な規定の整理を行うため、議第85号は、組織改編に伴い、審議事項の一部に係る庶務を所管する部を変更するため、それぞれ改正を行おうとするものでございます。  議第86号および議第87号は、その他の案件でございます。  議第86号は、契約の変更について議決を求めようとするもの、議第87号は、専決処分について承認を求めようとするものであり、地方税法の一部改正により、滋賀県税条例について所要の措置を講じたものでございます。  議第88号は、人事案件でございまして、滋賀県監査委員に九里学さんを選任することについて同意を求めようとするものでございます。  以上、何とぞよろしく御審議いただきますよう、お願い申し上げます。
     さて、最後になりましたが、本日、議長改選で退任されました細江前議長ならびに富田前副議長に一言御礼申し上げます。  令和2年度は、新型コロナウイルス感染症が全国で猛威を振るい、本県もかつてない危機的な状況となる中、各種行事等は見直しを余儀なくされましたが、臨時会議の開催や感染症対策の議論など、その手腕を遺憾なく発揮され、本県の議会運営に大変な御尽力をいただきますとともに、折に触れ様々な御示唆や励ましのお言葉を賜りました。ここに県民と執行部を代表いたしまして厚く御礼申し上げます。誠にありがとうございました。  また、新しく御就任なさいました富田議長ならびに岩佐副議長におかれましては、御就任、誠におめでとうございます。特に、富田議長におかれましては、副議長に続く重責を担っていただくこととなります。新型コロナウイルス感染症の感染拡大がいまだ収束しない中で、引き続き難しく重要な職責を担っていただくこととなりますが、県議会における活発かつ真摯な議論を通じ、県民の皆様の御負託に応え、ますます御活躍くださいますよう御祈念いたしますとともに、今後ともよろしく御指導、御鞭撻を賜りますようお願い申し上げまして私からの御挨拶とさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(富田博明) 以上で、提出者の説明は終わりました。  お諮りいたします。  ただいま議題となっております議案のうち、議第88号議案は、議会選出監査委員に係る案件でありますので、質疑、委員会付託および討論を省略して、直ちに採決いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。    (「異議なし」)  御異議なしと認めます。よって、直ちに採決いたします。  滋賀県監査委員に九里学議員を選任することを同意するに賛成の方は御起立願います。    〔賛成者 起立〕  御着席願います。起立全員であります。よって、議第88号議案については、同意することに決定いたしました。  しばらく休憩いたします。   午前11時28分 休憩    ────────────────   午後0時59分 開議 ○議長(富田博明) 休憩前に引き続き、会議を開きます。    ──────────────── △諸般の報告 ○議長(富田博明) この際、諸般の報告をいたします。  議会運営委員会の正副委員長の互選の結果、29番大野和三郎議員が委員長に、17番山本正議員が副委員長にそれぞれ当選されましたので、御報告いたします。    ──────────────── △議第81号から議第87号まで(令和3年度滋賀県一般会計補正予算(第1号)ほか6件)(質疑) ○議長(富田博明) 日程第12、議第81号から議第87号までの各議案に対する質疑を行います。  発言通告書が提出されておりますので、これを許します。  12番松本利寛議員の発言を許します。 ◆12番(松本利寛議員) (登壇、拍手)日本共産党県議会議員団を代表いたしまして、2項目にわたって質疑を行います。  まず第1に、議第81号の令和3年度補正予算についてでありますが、4月の25日から東京都、大阪府、兵庫県、京都府に三度の緊急事態宣言が出されました。滋賀県においても確保病床使用率など第4ステージとなる指標が生じるなど、変異ウイルスを含む感染拡大が急速に広がっています。  こうした中で、本県としても、コロナウイルスの感染防止のための検査体制の強化や医療体制の確保に最善の努力が必要となっています。そこで、その徹底をどのように図るのか、知事の認識をまずお伺いをしたいというふうに思います。 ○議長(富田博明) 12番松本利寛議員の質疑に対する当局の答弁を求めます。 ◎知事(三日月大造) (登壇)お答えいたします。  この冬の本県における感染拡大の経験や3月から近隣府県において感染の急拡大が見られたことも踏まえ、急激な感染拡大に備えて医療提供体制や検査体制の強化に取り組んでいるところでございます。  具体的には、一般医療との両立を図りながら、最大限確保可能な病床、宿泊療養施設確保計画に見直すとともに、感染者数の大幅増を想定し、緊急的な患者対応方針の策定や検査体制の整備などに取り組んでいるところでございます。  こうした取組につきまして、4月22日に開催いたしました新型コロナウイルス感染症対策協議会におきまして、関係各団体と協議いたしました上、4月23日に第37回新型コロナウイルス感染症対策本部員会議において方針を決定し、より一層の体制充実、また強化を図ったところでございます。  4月24日には68人と、過去最多の感染者への対応を行ったところでございますが、県民が安心して療養できる体制の充実に今後とも取り組んでまいる所存でございます。 ◆12番(松本利寛議員) (登壇)この間、我が共産党県議団から知事に対して、再三再四にわたって事あるごとに感染拡大の抑止のためのPCR検査を抜本的な強化を求めてまいりました。先々週も申し入れたところですが、今回の補正で高齢者施設、医療施設、障害者施設などでも一斉PCR検査の実施が盛り込まれました。県議団としてもこの点は評価をするものでありますが、今回の補正予算において、感染防止、感染抑止の対策をどう強化されようとしているのか、知事にお伺いをいたします。 ◎知事(三日月大造) 検査体制につきましては、令和3年4月1日付の国の指針によりまして、各都道府県が、昨年度の冬に2週間程度にわたり、人口10万人当たりの1週間の新規感染者数が15人以上に該当した地域については、高齢者施設等における集中的な定期検査に必要と見込まれる検査需要を盛り込むこととされました。このことから、施設で感染者が判明した場合や陽性者が多数発生している地域における高齢者施設や医療機関、障害者施設の従事者等に対する検査を強化するための経費を補正予算案に計上させていただいているところでございます。  また、変異株スクリーニング検査につきましては、現在、衛生科学センターで実施しておりますが、変異株の監視体制を強化するため、民間検査機関にも委託して実施することにより、検査体制を拡充する経費を補正予算案に計上させていただいているところです。 ◆12番(松本利寛議員) (登壇)今知事がおっしゃった国の検査体制の整備の見直しが4月1日に発せられました。変異株を含む感染拡大を防止するための検査体制、検査件数の一層の強化が必要と考えられるものですが、昨年からの3波に及ぶコロナの感染拡大で、人口10万人当たり週15人以上の感染者が2週間にわたって発現した頻度はどの程度であったのか、その実態について伺います。 ◎知事(三日月大造) お尋ねいただきました点について、昨年度において2週間にわたり人口10万人当たりの1週間の新規感染者数が15人以上となったのは、県内では大津保健所圏域で1回のみでございました。 ◆12番(松本利寛議員) (登壇)国が示した人口10万人当たり週15人以上の感染が2週間にわたって発現をしたというのは大津市の1回だけだったということですが、こういう水準では、高齢者施設の検査需要では規模も頻度も少な過ぎるのではないかというふうに考えるんですが、改めて、この県が示した検査体制の強化について再度知事に伺います。 ◎知事(三日月大造) お尋ね、お考え、御趣旨、承るところなんですけれども、国で示された指針に基づきまして感染が急拡大している地域等においては一定範囲内で一斉検査をかけたほうがいいということで、方針を持ち、そのための体制をつくる、また、そのための予算を計上させていただくということでございますので、一定程度その中での捕捉をした上で対策が講じられるのではないかと考えているところでございますので、それがしっかりと実行されるように努めてまいりたいと考えております。 ◆12番(松本利寛議員) (登壇)この間、彦根市で感染地域を面的に捉えてPCR検査を本県としても実施をされました。地域や施設の感染状況の予兆を広く迅速に捉えて、感染地域を面的に捉えた対策を県下に広げる必要があるんじゃないかというふうに思います。  そうした立場から改めて知事に伺います。感染拡大のおそれがある地域や施設の状況を早期に探知し、感染拡大を未然に防止するためのPCR検査をさらに強化する必要があると考えるんですが、知事の認識を伺います。 ◎知事(三日月大造) 言及いただきました彦根市内における一斉検査につきましては、保健所長が管内の新規感染者数の推移や感染動向等を踏まえ、感染拡大のおそれがあると判断し、一斉検査を実施したところでございます。引き続き、新規感染者数、感染経路不明割合、週単位の陽性者数の比較などの地域の感染動向やクラスターの発生状況等を保健所長が総合的に判断し、一斉検査など必要な検査を実施してまいる所存でございます。  今後は、こうした取組に加えまして、高齢者施設等において体調不良を訴える人が増えているなど、いつもと異なる現場の気づきを基に早期に検査を行う、いわゆるイベントベースサーベイランスの考え方を用いた感染拡大を防止する仕組みを検討してまいりたいと考えております。 ◆12番(松本利寛議員) (登壇)県が試算をされたこの国の検査体制の見直しについても、緊急、最大時の1日当たりの検査分析能力が4,967件というふうに拡大の方向で見直しがされるというふうに聞いていますが、改めて、国の検査体制の整備の見直しを通じて、県の検査能力を引き上げるのであれば、それに見合う検査を実施して、検査、保護隔離による感染抑止を図るべきというふうに思うんですが、改めてこの点で再度知事にその認識を伺いたいというふうに思います。 ◎知事(三日月大造) おっしゃったとおり、必要な検査をかけて、そして検査で陽性が判明した方をしっかりと療養していただくという、そういった体制は必要だと思いますので、その体制はしっかりとつくっていきたいと考えております。 ◆12番(松本利寛議員) (登壇)日本のワクチンの接種率がG7の中で最下位という状況であります。ワクチン接種が相当遅れる可能性があるわけですから、PCR検査を徹底をして、そして感染拡大の防止のためのPCR検査をさらに強化をしていただくことを要望をしておきたいというふうに思います。  さて、京都府、大阪府など近府県に緊急事態宣言が出されて、本県でも第3ステージの状況にあります。その中で、「今こそ滋賀を旅しよう!」キャンペーンは感染防止対策に逆行するのではないかというふうに考えます。時期を見直すべきで、第3弾も含めた観光キャンペーンについて中止をする必要があるのではないかというふうに考えるんですが、知事に認識を伺います。 ◎知事(三日月大造) 「今こそ滋賀を旅しよう!」宿泊周遊キャンペーン事業は、裾野の広い観光関連産業に対する支援事業でありますとともに、県民が県境を越えることなく県内で活動することを支援していこうとするものでございます。提案させていただいている補正予算案は、観光庁の地域観光事業支援に係る補助金の活用を前提に、感染状況が一定落ち着いた段階で機動的に事業を実施できるよう準備させていただくものでございます。  なお、4月16日から開始しておりました第3弾につきましては、ゴールデンウイークの緊急対応といたしまして、利用に必要なコンビニ券の新規販売を既に24日から一時停止させていただいているところでございます。 ◆12番(松本利寛議員) (登壇)新規販売の一時停止だけでは感染拡大の防止の意味をなさないのではないかというふうに思います。昨年の5月、たしか琵琶湖周辺の県の駐車場は、これは閉鎖をされました。そういう意味で、この5月の連休、京都府や大阪府から相当数の府民の方が琵琶湖周辺に来られる可能性がある。そういう人と人との交流を近府県の非常事態宣言の府県では厳しく抑え込もうという取組が進んでいる中で、滋賀県だけが人と人の交流を促進をする、こうした今こそキャンペーン、またGo To Eatなどについて、やっぱり一旦中止をして感染の拡大をしっかり抑止する必要があるんじゃないかというふうに思うので、改めて知事にその認識をお伺いをいたします。 ◎知事(三日月大造) 私は、コロナ感染症と、こういった会食や観光、とりわけ県民の皆さんが県内で憩いを求められる、こういう活動というのは大事にしたいと考えております。また、そのことによる経済効果も事業者を支援する意味合いというものも相当程度あるんだと理解をしております。したがって、4月16日から「今こそ滋賀を旅しよう!第3弾」、スタートさせていただきましたし、年初からの感染拡大期においても、県民が県内で利用される分については販売を継続させていただいた、御利用もしていただいた、こういう状況がございます。  しかしながら、昨今の変異株を含めます感染急拡大を受け、加えて近隣府県のこの状況とゴールデンウイークを前にしたこの対応というものを検討させていただいた結果、苦渋の判断ではございましたけれども、Go To Eatにつきましても販売を停止、また、「今こそ滋賀を旅しよう!」、この観光キャンペーンについても新規の販売を停止させていただくということとさせていただいたところでございまして、そういう意味では、これまで買っていただいた方の御利用は制約をするものではないんですけれども、一時的にこういうキャンペーンを止めて感染を防いでいこうというフェーズに今入っているということでございますので、この効果がしっかりと発現できるように事業者や県民の皆様方としっかりと連携して取組を進めてまいりたいと考えているところでございます。 ◆12番(松本利寛議員) (登壇)今日の新聞に、国土交通省が、いわゆる地元の観光支援事業に対する国の財政支援の実施時期について5月末から年末まで延長するというふうに発表されています。国もこういうふうに今の時期に観光拡大ではないでしょうということでその実施時期を年末まで延ばしたわけですね。そういう対応も含めてやっぱり県は考える必要があるんじゃないかということを申し上げておきたいというふうに思います。  この項の最後に、そういう中で、観光関連事業者に対する補償や給付金こそ今強化すべきだというふうに考えます。そうした点で、改めてこうした方向で知事の認識をお伺いをしたいというふうに思います。 ◎知事(三日月大造) 厳しい経営環境に追い込まれていらっしゃる観光関連事業者の皆様に対しましては、県では現在、国で申請受付が始まっております一時支援金について、対象となる県内事業者がしっかりと受け取れるよう周知やサポートに努めるとともに、経営力強化支援事業といたしまして、一時支援金への上乗せや売上げ確保のための取組への補助制度を設け、支援を実施しているところでございます。  また、先週24日に開催された全国知事会においても、国に対し、持続化給付金や家賃支援給付金を全国の事業者を対象に再支給することや一時支援金の要件を緩和することなどについて緊急提言を行ったところでございます。  本日の招集会議では、経営力強化支援事業に係る補正予算案を提案させていただいておりまして、まずは厳しい経営状況にある事業者の皆様にこれらの支援策を確実にできる限り早期にお届けしてまいりたいと考えております。  さらに、「今こそ滋賀を旅しよう!」を通じて、観光関連事業者と県民の皆さんが、共に感染症対策を取りながら、事業継続を図り、幅広い観光関連産業の全体に効果が波及していくよう取り組んでまいりたいと考えております。 ◆12番(松本利寛議員) (登壇)連日、大阪府や京都府の感染防止の対策が報じられている中で、滋賀県だけが人と人との接触を拡大をするような政策に立っていいのかということが問われるわけで、その間、頑張っていただいている観光関連産業の皆さんも含めて、できるだけそういう人との交流が絶たれたとしても経営が成り立つような、あるいは営業が成り立つような支援を県独自でやっぱり実施をしていただきたいということについて申し上げておきたいというふうに思います。  次に、2点目の項目でありますが、議第86号で契約変更の議決が提案されている信楽窯業技術試験場新築工事について伺います。  なぜこの工事の地盤改良に1億円近い増額変更が必要になったのか、知事にその状況を伺います。 ◎知事(三日月大造) お答えいたします。  信楽窯業技術試験場新築工事の契約の変更につきましては、本館予定地の地盤改良工事に着手いたしましたところ、地中に大型の石が確認されましたことから、その対応のための地中障害物撤去工事を実施しようとするものでございます。  地中の石の撤去につきましては、地面を掘削して取り除くオープン掘削に加え、掘削をした場合にのり面が崩壊する危険性がある箇所については、筒状の鋼管を地中に差し込み、石を砕いて取り除くケーシング工法を採用することといたしました。  変更増額の8,894万6,000円につきましては、これらの工事の追加にかかる経費に加え、工期の延長にかかる経費を加えさせていただいた額となっているところでございます。 ◆12番(松本利寛議員) (登壇)さきの議会でも、彦根の原松原線のトンネル工事に、多額の工事途中における契約変更が再三議会の承認が求められました。今回も改めて、こうした多額の変更について、やっぱり事前にきちっと調査をし、そうした事態にならないように対応する必要があるんじゃないかというふうに思います。  そこで、今回甲賀市が購入をされた現在建設中の土地と今の信楽窯業試験場の県有地とを等価交換することを前提にして工事が進められています。想定外の障害物が生じたものでありますから、この工事を一旦中止をして、工事の障害物を取り除く費用負担を市に求めるべきではないのか、この点について知事の認識を伺います。 ◎知事(三日月大造) この当該建設地につきましては、現在、甲賀市が所有されており、その一部を無償で借り受けて工事を進めているところでございます。土地の使用貸借契約の中では、甲賀市に対し石の撤去にかかる費用の負担を求める根拠はないと認識しております。新施設が完成いたしまして、現在の試験場を解体した後に、不動産鑑定評価など、必要な調査、手続等を行った上で、甲賀市と調整し、適正な土地交換を進めてまいりたいと考えております。 ◆12番(松本利寛議員) (登壇)県がこの増額費用を一方的に負担するということでは決してないというふうに思います。改めて甲賀市とこの土地の交換契約を含めて協議を早急に行われることを求めて発言を終わります。(拍手) ○議長(富田博明) 以上で、12番松本利寛議員の質疑を終了いたします。  以上で発言通告のありました発言は終わりました。  以上で、質疑を終わります。    ──────────────── △議第81号から議第87号まで(令和3年度滋賀県一般会計補正予算(第1号)ほか6件)(各常任委員会付託) ○議長(富田博明) 議第81号から議第87号までの各議案は、お手元に配付いたしておきました文書のとおり、所管の常任委員会に付託いたします。             ──────────────────────────────                   令和3年4月招集会議議案付託表                                        令和3年4月27日(火) 〇総務・企画・公室常任委員会  議第81号 令和3年度滋賀県一般会計補正予算(第1号)   第1条 歳入歳出予算の補正のうち    歳入の部 全  部    歳出の部 款2 総合企画費  議第82号 滋賀県税の課税免除および不均一課税に関する条例の一部を改正する条例案  議第84号 滋賀県特定非営利活動促進法施行条例の一部を改正する条例案  議第87号 専決処分につき承認を求めることについて(滋賀県税条例の一部を改正する条例) 〇環境・農水常任委員会  議第85号 滋賀県環境審議会条例の一部を改正する条例案 〇厚生・産業常任委員会  議第81号 令和3年度滋賀県一般会計補正予算(第1号)   第1条 歳入歳出予算の補正のうち    歳出の部 款6 健康医療福祉費         款7 商工観光労働費  議第83号 滋賀県児童福祉法に基づく指定通所支援の事業の従業者ならびに設備および運営に関する基準等を定める条例等の一部を改正する条例案  議第86号 契約の変更につき議決を求めることについて(信楽窯業技術試験場新築工事)            ────────────────────────────── ○議長(富田博明) ただいま付託いたしました各議案は、休憩中に審査を終了し、再開後の本会議において報告されるようお願いいたします。  なお、各委員会委員の選任が終わりましたので、お手元に配付いたしておきました文書のとおり各委員会を開き、正副委員長の互選をし、その結果を本職まで御通知願います。
     しばらく休憩いたします。   午後1時25分 休憩    ────────────────   午後4時8分 開議 ○議長(富田博明) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  この際、あらかじめ会議時間の延長をいたします。    ──────────────── △諸般の報告 ○議長(富田博明) 次に、諸般の報告をいたします。  各常任委員会および各特別委員会正副委員長の互選の結果はお手元に配付いたしておきました文書のとおりであります。            ───────────────────────────────                各常任委員会および各特別委員会正副委員長一覧表 ┌─────────────────────┬───────────┬───────────┐ │    委   員   会   名    │   委  員  長  │  副 委 員 長  │ ├─────────────────────┼───────────┼───────────┤ │総務・企画・公室常任委員会        │  海 東 英 和  │  小 川 泰 江  │ ├─────────────────────┼───────────┼───────────┤ │土木交通・警察・企業常任委員会      │  竹 村   健  │  河 井 昭 成  │ ├─────────────────────┼───────────┼───────────┤ │環境・農水常任委員会           │  大 橋 通 伸  │  白 井 幸 則  │ ├─────────────────────┼───────────┼───────────┤ │厚生・産業常任委員会           │  周 防 清 二  │  駒 井 千 代  │ ├─────────────────────┼───────────┼───────────┤ │教育・文化スポーツ常任委員会       │  冨 波 義 明  │  桑 野   仁  │ ├─────────────────────┼───────────┼───────────┤ │琵琶湖・CO2ネットゼロ対策特別委員会  │  松 本 利 寛  │  重 田   剛  │ ├─────────────────────┼───────────┼───────────┤ │教育改革・ICT推進対策特別委員会    │  加 藤 誠 一  │  佐 口 佳 恵  │ ├─────────────────────┼───────────┼───────────┤ │行財政・新型コロナウイルス感染症等    │  塚 本 茂 樹  │  柴 田 清 行  │ │危機管理対策特別委員会          │           │           │ ├─────────────────────┼───────────┼───────────┤ │地方創生・国スポ・障スポ大会       │  目 片 信 悟  │ (清 水 ひとみ) │ │対策特別委員会              │           │           │ └─────────────────────┴───────────┴───────────┘                                       (   )は留任            ───────────────────────────────    ──────────────── △議第81号から議第87号まで(令和3年度滋賀県一般会計補正予算(第1号)ほか6件)(各委員長報告) ○議長(富田博明) 日程第13、議第81号から議第87号までの各議案を一括議題といたします。  これより、各常任委員長の報告を求めます。  まず、総務・企画・公室常任委員長の報告を求めます。23番海東英和議員。 ◎23番(海東英和議員[総務・企画・公室常任委員長]) (登壇)本日の本会議において、総務・企画・公室常任委員会が付託を受けました議案の審査の経過ならびに結果について御報告を申し上げます。  本委員会が付託を受けました議案は、議第81号令和3年度滋賀県一般会計補正予算(第1号)のうち本委員会所管部分をはじめ、議第82号および議第84号の条例案2件ならびに議第87号のその他の議案1件、以上合わせて4議案でありました。  先ほどの本会議休憩中に委員会を開き、当局の説明を求め、慎重に審査いたしました結果、全員一致で、いずれも原案のとおり可決または承認すべきものと決しました。  以上をもちまして、総務・企画・公室常任委員会の報告を終わります。 ○議長(富田博明) 次に、環境・農水常任委員長の報告を求めます。18番大橋通伸議員。 ◎18番(大橋通伸議員[環境・農水常任委員長]) (登壇)本日の本会議において、環境・農水常任委員会が付託を受けました議案の審査の経過ならびに結果について御報告申し上げます。  本委員会が付託を受けました議案は、議第85号の条例案件1件でありました。  先ほどの本会議休憩中に委員会を開き、当局の説明を求め、慎重に審査いたしました結果、全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上をもちまして、環境・農水常任委員会の報告を終わります。 ○議長(富田博明) 最後に、厚生・産業常任委員長の報告を求めます。22番周防清二議員。 ◎22番(周防清二議員[厚生・産業常任委員長]) (登壇)本日の本会議において、厚生・産業常任委員会が付託を受けました議案の審査の経過ならびに結果について御報告申し上げます。  本委員会が付託を受けました議案は、議第81号令和3年度滋賀県一般会計補正予算(第1号)のうち本委員会所管部分をはじめ、議第83号条例案1件および議第86号のその他の議案1件、以上合わせて3議案でありました。  先ほどの本会議休憩中に委員会を開き、当局の説明を求め、慎重に審査をいたしました結果、議第81号のうち本委員会所管部分および議第86号につきましては賛成多数で、議第83号につきましては全員一致で、いずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。  なお、審査の過程において、委員からは、新型コロナウイルス感染症で自宅療養される患者の方が急変した場合も対応できるよう、医療へつなぐ体制や相談できる体制をしっかりと整えていただきたいなどの意見が出されたところであります。  以上をもちまして、厚生・産業常任委員会の報告を終わります。            ──────────────────────────────                    委 員 会 審 査 報 告 書  本委員会に付託の事件は審査の結果、別紙のとおり決定したから、会議規則第76条の規定により報告します。   令和3年4月27日  滋賀県議会議長 富 田 博 明 様                    滋賀県議会総務・企画・公室常任委員会委員長 海 東 英 和            ………………………………………………………………………………  議第81号 令和3年度滋賀県一般会計補正予算(第1号)                可決すべきもの   第1条 歳入歳出予算の補正のうち    歳入の部 全  部    歳出の部 款2 総合企画費  議第82号 滋賀県税の課税免除および不均一課税に関する条例の一部を改正する条例案   可決すべきもの  議第84号 滋賀県特定非営利活動促進法施行条例の一部を改正する条例案         可決すべきもの  議第87号 専決処分につき承認を求めることについて(滋賀県税条例の一部を改正する条例)承認すべきもの            ──────────────────────────────                    委 員 会 審 査 報 告 書  本委員会に付託の事件は審査の結果、別紙のとおり決定したから、会議規則第76条の規定により報告します。   令和3年4月27日  滋賀県議会議長 富 田 博 明 様                       滋賀県議会環境・農水常任委員会委員長 大 橋 通 伸            ………………………………………………………………………………  議第85号 滋賀県環境審議会条例の一部を改正する条例案                可決すべきもの            ──────────────────────────────                    委 員 会 審 査 報 告 書  本委員会に付託の事件は審査の結果、別紙のとおり決定したから、会議規則第76条の規定により報告します。   令和3年4月27日  滋賀県議会議長 富 田 博 明  様                       滋賀県議会厚生・産業常任委員会委員長 周 防 清 二            ………………………………………………………………………………  議第81号 令和3年度滋賀県一般会計補正予算(1号)                 可決すべきもの   第1条 歳入歳出予算の補正のうち    歳出の部 款6 健康医療福祉費         款7 商工観光労働費  議第83号 滋賀県児童福祉法に基づく指定通所支援の事業の従業者ならびに設備および運営に関する基準等を定める条例等の一部を改正する条例案                                            可決すべきもの  議第86号 契約の変更につき議決を求めることについて(信楽窯業技術試験場新築工事)  可決すべきもの            ────────────────────────────── ○議長(富田博明) 以上で、各常任委員長の報告は終わりました。  ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。    (「なし」)  質疑なしと認めます。  これより討論に入ります。  発言通告書が提出されておりますので、これを許します。
     45番節木三千代議員の発言を許します。 ◆45番(節木三千代議員) (登壇、拍手)私は、日本共産党滋賀県議会議員団を代表いたしまして、議第81号、議第86号および議第87号について、可決すべきとした各委員長報告に反対する討論を行います。  まず、議第81号令和3年度滋賀県一般会計補正予算(第1号)についてです。  新型コロナウイルス感染症第4波は全国に急拡大し、4月25日から東京都、大阪府、京都府、兵庫県の4都府県に緊急事態宣言が発令されました。滋賀県では、14日時点での病床占有率や入院患者を合わせた療養者数が基準を超えているため、15日、県独自の対策ステージを3、警戒ステージに引き上げています。  その後も新規感染者が23日には過去最高の68名にもなり、確保病床数の占有率は一時79.8%にもなり、占有率7割が続く中で、昨日、医療体制非常事態を宣言されています。県独自の警戒レベルは最上位のステージ4の水準に達しています。昨日の記者会見で、現在338床を350床まで増やす計画ですが、「場合によっては臨時的にさらに上積みする必要が出てくるかもしれない」と知事は述べておられると報道されています。既にコロナ以外の入院や手術の延期を打診し、病床の確保に向けて調整を始めています。4月22日に行われた感染症対策協議会の会合後の記者団の取材に対して、越智県医師会会長は、「医療崩壊の寸前にある」と危機感をあらわにしたと報じられています。  今、県が最優先すべきは、感染拡大を防ぎ、医療崩壊を食い止め、県民の命を守ることであります。救える命が救われないことにならないように、ここに県庁一丸となって取り組まなければならない事態になっています。しかし、こうした事態になっているのに、ステージ2の段階で行う宿泊周遊キャンペーン第4弾を14億円もの補正予算をつけてまで今進める必要はありません。昨年来、自粛による多大な影響を受けている業者に対しては十分な補償を行うべきであり、直接支援の補正予算を直ちに組むことを強く求めるものです。  知事は、「非常に厳しい状況、これ以上新規陽性者を増やさないために行動変容をしていく必要がある」と、県民に対してですが、昨日説明をされています。マスクやソーシャルディスタンスなどの人から人への感染経路を断つ対策は重要ですが、それだけでは、感染拡大を防げないできました。  国際的研究の到達点は、無症状者からの感染が59%に達するとしています。政府は、昨年末以来の第3波の中で、ようやく無症状感染者に焦点を当てた大規模検査に言及し、2回目の緊急事態宣言の中で、感染拡大の予兆を早期に発見するためのモニタリング検査という対策を提起しました。しかし、予兆のきっかけをつかむ間もなく、大規模で深刻な第4波を今許しています。検査が桁違いに少な過ぎ、全く意味をなしません。  本補正予算として、感染拡大地域における高齢者施設等に検査を集中して実施し、感染者を発見、保護する社会的検査として3億4,000万余りが計上されています。社会的検査はこれまで日本共産党が求めてきたもので、評価をするものです。しかし、人口10万人当たり1週間の新規感染者数が15人以上の状態が2週間程度継続するという条件は、あまりにも対象が限定をされています。第3波で見れば、大津保健所管内で1度のみということでありました。  さらに今重大なことは、感染力が70%も強く、致死率も64%高いとされている変異ウイルスが急拡大していることです。また、従来感染しにくいと言われた若年層や小児への感染も広がる一方で、小児の発症、重症化率が低いとも言われており、学校で目に見えない形で広がった感染が地域や家庭に持ち込まれるという異なる感染パターンも想定をされます。滋賀県でも変異ウイルスに取って代わる状況になり、学校、保育園等でクラスターも発生しています。職員が感染したある障害者施設では、通所系サービスや短期入所の中止を余儀なくされるなど、もともと社会的資源が少ない福祉分野にも今大きな影響が広がっています。  県に今求められているのは、国に追随して宿泊キャンペーン事業に多額の予算を投じるのではなく、高齢者施設や医療機関、障害者福祉施設の職員への検査を頻回、定期的に行い、検査対象を入院患者、入所者等に広げること、保育園、学校、学童保育等についても同様の措置を広げること、陽性者が出た場合は、その施設の従事者と利用者全員の検査を必ず行うこと、感染源や感染拡大の予兆を探知した地域や集団に全員検査を行うことなど、社会的検査を大規模に行う予算を抜本的に増やすことです。予算を抜本的に増やして、感染拡大を封じ込め、県民の命を守る独自の積極的な対策が必要です。本補正予算にはその姿勢が欠けているとの指摘をし、反対をするものです。  次に、議第86号契約の変更につき議決を求めることについてです。  本事業は、信楽窯業技術試験場新築工事の変更契約締結を求めるものです。当該用地に地中埋設物、岩石が見つかり、地盤改良としていた1,700万円を上回り、今回8,894万6,000円の増額の契約を県が行うものです。日本共産党県議団は、2月議会で一旦工事を中止し、甲賀市と話合いを行い、今回の工事費について解決を図られるよう求めました。甲賀市の土地を等価交換条件で進めるというならば、工事費用の分も含めて等価交換されなければなりません。工事が完成してからでは、工事費は県持ちで、等価交換をされる保証は全くなく、道理がありません。よって、本工事を増額する契約については反対するものです。  最後に、議第87号専決処分につき承認を求めることについて(滋賀県税条例の一部を改正する条例)についてです。  本条例は、地方税法の一部改正する法律の公布を踏まえて改正されるものですが、軽油引取税について、自衛隊の船舶の動力源の用に供する軽油の譲渡に係る課税免除の特例措置の延長については反対するものです。安保関連法の重要影響事態に際し、我が国の平和および安全を確保するための措置に関する法律等の規定によって、外国の軍隊等の当該引取りに係る軽油を譲渡する場合、軽油引取税を課さないものとしていることが問題です。そもそも安保関連法は、日本の国の平和とも国民の安全とも無縁で、米国が世界で行う戦争に際して、いつでも、どこでも、どんな戦争でも日本の自衛隊が参戦、支援するための戦争法であり、私たちは廃案を強く求めています。よって、安保関連法に基づく県税条例の一部を改正することについて反対をし、以上、討論を終わります。(拍手) ○議長(富田博明) 以上で、討論を終わります。  これより採決いたします。  まず、議第81号、議第86号および議第87号の3議案を一括採決いたします。  以上の各議案を、各常任委員長の報告のとおり決するに賛成の方は、御起立願います。    〔賛成者 起立〕  御着席願います。起立多数であります。よって各議案は、各常任委員長の報告のとおり決しました。  次に、議第82号から議第85号までの4議案を一括採決いたします。  以上の各議案を、各常任委員長の報告のとおり決するに賛成の方は、御起立願います。    〔賛成者 起立〕  御着席願います。起立全員であります。よって各議案は、各常任委員長の報告のとおり決しました。    ──────────────── △関西広域連合議会議員の選挙 ○議長(富田博明) 日程第14、関西広域連合規約第9条の規定に基づき、関西広域連合議会議員4人の選挙を行います。  お諮りいたします。  選挙の方法については、地方自治法第118条第2項の規定により、指名推選の方法によりたいと思いますが、これに御異議ありませんか。    (「異議なし」)  御異議なしと認めます。よって、選挙の方法は指名推選の方法によることに決定いたしました。  お諮りいたします。  指名の方法については、本職から指名することにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。    (「異議なし」)  御異議なしと認めます。よって、本職から指名することに決定いたしました。  関西広域連合議会議員に、22番周防清二議員、23番海東英和議員、38番冨波義明議員、39番江畑弥八郎議員を指名いたします。  お諮りします。  ただいま本職から指名いたしました被指名人を、関西広域連合議会議員の当選人と決めることに御異議ありませんか。    (「異議なし」)  御異議なしと認めます。よって、22番周防清二議員、23番海東英和議員、38番冨波義明議員、39番江畑弥八郎議員が関西広域連合議会議員に当選されました。  ただいま関西広域連合議会議員に当選されました22番周防清二議員、23番海東英和議員、38番冨波義明議員、39番江畑弥八郎議員が議場におられますので、本席から会議規則第32条第2項の規定により告知いたします。    ──────────────── ○議長(富田博明) 以上で、本招集会議に付議されました案件は、全て議了されたものと認めます。    ──────────────── △休会の議決 ○議長(富田博明) お諮りいたします。  明28日から6月23日までは、休会いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。    (「異議なし」)  御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。    ──────────────── ○議長(富田博明) 来る6月24日は、定刻より本会議を開きます。  以上で、令和3年4月招集会議を終了いたします。  本日はこれをもって散会いたします。   午後4時28分 散会    ────────────────...